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2022/01/18 19:12
大和アセットマネジメントは1月18日、「脱炭素テクノロジー株式ファンド(愛称:カーボンZERO)」と「みんなで育む明日への森」植樹プロジェクトの取り組みによって、東京都主催「東京金融賞2021」の「ESG投資部門 グリーンファイナンス知事特別賞」を受賞した。 東京都は「国際金融都市・東京」構想2.0の取組みのひとつとして、都民のニーズや課題の解決に資する画期的な金融商品やサービスの開発・提供を行う金融事業者、およびESG投資の普及を実践する金融事業者を表彰する「東京金融賞」を実施している。「東京金融賞2021」の受賞者は、金融イノベーション部門では、G−Bang technologies OU(エストニア)、カウリス(日本)、Tractable Ltd.(イギリス)の3社。ESG投資部門では、大和アセットの他、野村ホールディングス、SBICAP Ventures Limited(インド)の3社。大和アセットが受賞した「グリーンファイナンス知事特別賞」は今年度に新たに創設された賞で、グリーンファイナンスの観点から特に優れた事業者を表彰するもの。 大和アセットの「脱炭素テクノロジー株式ファンド(愛称:カーボンZERO)」は2021年7月12日の設定で、「日本を含む世界の株式等の中から、脱炭素社会の実現に向けたソリューションを提供する企業に投資する」ことで信託財産の成長をめざすファンドだ。さらに、投資先企業のCO2排出量を算出して投資助言会社(カンドリアム社)がグリーンプロジェクトに資金拠出することで「ファンドとしてカーボンゼロを目指す」という日本初のスキームを実装したファンドになっている。 また、同ファンドの信託報酬の一部を、大和アセットが認定NPO法人環境リレーションズ研究所が運営する植樹プロジェクト「Present Tree(プレゼントツリー)」に寄付をする。この寄付によって植樹を実施する「みんなで育む明日への森」プロジェクトも同時に実施している。同ファンドの購入者(受益者)は、ファンドへの投資活動を通じ、植樹を行う取組みになっている。また、大和アセットは、「植樹した樹が育ち、自然の森に成長する過程を受益者と共に見守りながら継続して植樹活動を支援し、中長期的な環境課題の解決への貢献を目指していきたい」としている。 同ファンド、および、植樹プロジェクトは、大和証券グループの経営ビジョン“2030Vision”で明らかにした「資金循環の仕組みづくりを通じたSDGsの実現を目指す取組み」の一環でもある。大和証券グループは、「今後も資金循環の仕組みづくりを通じたSDGsの実現を目指すとともに、グリーンファイナンス市場の発展に寄与すべく、サステナブルで豊かな社会の創造に向けて貢献してまいります」としている。(グラフは、受賞対象の1つである「脱炭素テクノロジー株式ファンド」設定来のパフォーマンスと純資産残高推移)
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