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2022/01/31 16:09
日興アセットマネジメントは、4月1日付で現在は常務執行役員のステファニー・ドゥルーズ氏(写真)を代表取締役社長に昇格させる役員異動を決定した。同時に、現在は取締役副会長の西田豊氏が代表取締役会長に就く。日興アセットは、「新しい経営体制の下、日本に本社を置くグローバルな資産運用会社として、日本およびグローバルの主要市場において確固たる地位を獲得・向上するための成長戦略の遂行を更に加速してまいります」としている。 新社長に就任するドゥルーズ氏は、モルガン・スタンレー・プライベート・ウェルス・マネジメント、バークレイズ・ウェルス&インベストメント・マネジメントを経て2014年8月に日興アセットに入社。機関投資家マーケティング・プロポジショングローバルヘッド、マーケティング・プロダクトマネジメント・商品開発グローバルヘッド兼マーケティング・プロダクトマネジメント・商品開発本部長兼マーケティング・コミュニケーション部長を歴任し、19年5月に常務執行役員プロダクト&マーケティング共同グローバルヘッド兼プロダクト&マーケティング共同本部長兼コーポレート・サステナビリティ部長に就任。21年4月から常務執行役員兼プロダクト&ソリューショングローバルヘッド兼営業支援グローバルヘッド兼国際営業・戦略グローバルヘッド兼営業グローバルヘッド(国際ビジネス)兼営業支援本部長兼国際ビジネス開発/営業企画本部長を務めている。 また、代表取締役会長になる西田氏は、住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)に入行後、ニューヨーク拠点ユニット長、欧州地区統括支配人兼ロンドン支店長など海外業務で経験を重ね、三井住友トラスト・ホールディングス取締役専務執行役員を経て、20年4月に日興アセットの取締役に就任し、21年6月から取締役副会長を務めている。代表取締役会長に就任後は、新社長と緊密に連携を図りつつ、業務執行全般を総合的に監督する役割を担っていくとしている。 なお、現在の代表取締役会長兼社長の佐谷戸淳一氏は、4月以降も取締役として留まるが、6月の定時株主総会終了後に退任の予定。 一方、4月1日付でリチャード・ウォハンカ氏が社外取締役に就任する。ウォハンカ氏は、ウエスト LB アセットマネジメントやフォルティス・インベストメント・マネジメント、ユニオンバンケールプリヴェ(UBP)Asset Managementなど複数の世界的な資産運用会社において最高経営責任者(CEO)を務めたほか、数多くの国際金融グループにおいて取締役や投資委員会や監査・リスク委員会の委員などの要職を歴任した。日興アセットは取締役会へのウォハンカ氏の参画について、「真のグローバル・アセットマネジメント・カンパニーとしての日興アセットのアイデンティティの一層の強化とグローバルでの更なる成長に大きく寄与する」と期待している。ウォハンカ氏の社外取締役就任によって、4月1日時点で日興アセットの取締役会は10名のうち7名を社外取締役が占める体制になる。
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