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2022/02/28 18:18
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2022年2月21−25日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、「日経225ノーロードオープン」、「楽天 日本株4.3倍ブル」、「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)の3ファンドがトップ10内に返り咲いた。ロシアがウクライナに侵攻した24日にかけて国内株式市場でリスク回避の動きが強まる中、225連動型ファンドや日本株ブル型ファンドには、株価反転を見込んだ資金が向かった。 「日経225ノーロードオープン」、「楽天 日本株4.3倍ブル」はともに1月24−28日以来4週ぶりにランクインした。先週の国内株式は、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて下落基調が強まり、24日には日経平均株価が2020年11月以来約1年3カ月ぶりの安値を付けた。225連動型ファンドは逆張りスタンスの投資家が多いとされるが、同ファンドを始め、「しんきん インデックスファンド225」、「eMAXIS 日経225インデックス」、「野村 インデックスファンド・日経225」(愛称:Funds−i 日経225)、「三井住友・225オープン」なども先々週(2022年2月14−18日)から純資金流入額が増加した。 「楽天 日本株4.3倍ブル」は株価指数先物取引を活用して、日々の基準価額の値動きが国内株式市場の値動きの概ね4.3倍程度となることを目指して運用を行う。株価急落時には戻りを見込んだ資金が向かう傾向がみられる。同様の運用スタンスの「SBI 日本株4.3ブル」の純資金流入額も先々週から増加した。 先週の純資金流入額トップは「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース」。106億円の純資金流入となり、3週連続のトップとなった。同シリーズの「Bコース(為替ヘッジなし)」のほか、「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA」、「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)が先々週に続いてトップ10入りした。 一方、先々週ランクインしていたファンドのうち、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」がトップ10圏外となった。
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