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2022/10/05 11:24
「ひふみ投信」、「ひふみプラス」、「ひふみワールド」などを運用するレオス・キャピタルワークスは10月4日、全国各地で「つみたて」を普及するセミナーを開催する「つみたてキャラバン」をスタートした。2023年3月までの半年間で47都道府県を回り、つみたて投資の意義や魅力を、同社スタッフが会場で直接伝える。4日に東京本社で「出発特別イベント」を開催し、同社代表取締役会長兼社長の藤野英人氏は、自身が同キャラバンの発起人であるとし、「つみたて投資のすばらしさを伝えて、日本の投資力を引き上げたい」と語った。 「つみたてキャラバン」は、10月4日の東京を皮切りに、同15日に石川県、16日に新潟県など、毎週末を中心に全国で会場を設けてイベントを開催する。レオス・キャピタルワークスが掲げる経営理念である「ファイナンシャル・インクルージョン(すべての人たちに金融の恩恵を)」の一環。投資することの重要性や、投資手法としての「つみたて投資」の効用など、「投資が怖い」、「投資の知識がない」などの理由で投資を始めていない人にも、投資を始めてみたくなるようなきっかけを提供したいとしている。 「出発特別イベント」に登壇した同社副社長の湯浅光裕氏は、「『つみたて』は、最もパワフルな資産形成のツール。多くの方々につみたての効用を知っていただきたい」と、自らも同イベントに積極的に参加すると語った。また、同社チーフリスナーの仲木威雄氏は、「投資は暴落することが怖いという方もいますが、リーマンショックの最中である2008年11月に『ひふみ投信』のつみたて投資を毎月1万円で開始したとすると、2022年7月末まで165カ月で、投資元本が165万円に対してつみたて投資の評価額は402万円になっています」と、つみたて投資の効果を説明した。 藤野氏は、「つみたてキャラバン」を企画した意図について、「まず、マーケットの環境が厳しいこと。マーケットのことはマーケットが決めるので、投資家にできることはないのだけど、つみたて投資は下げ相場であっても価格が半分戻れば収益が得られるような投資手法。難しいマーケットに対峙する手法として効果的であることを伝えたい」。そして、「国が資産所得倍増計画を打ち出して、つみたて投資を応援すると言い出している。運用会社としても、誰でもできて、効用もあるつみたて投資のすばらしさを伝えることで、日本の投資力を引き上げる手助けがしたい」と語った。「人生100年時代を考えれば、60代、70代でもつみたて投資の効用はある」と、広く国民全般につみたて投資を勧めたいと語っていた。(写真は、「つみたてキャラバン」の出発特別イベントの様子。左から湯浅光裕氏、藤野英人氏、仲木威雄氏)
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