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2022/12/02 18:12
ティー・ロウ・プライス・ジャパンが先日運用を開始した米国株式ファンドの設定日残高が今年最大となった。今週月曜日(11月28日)設定の「ティー・ロウ・プライス 米国オールキャップ株式ファンド」で、設定日残高は380億円。今年は昨年、一昨年と比べて設定日残高が小粒なファンド(ETF除く)が続いてきたが、同ファンドは今年初めて設定日残高が100億円を超えた。12月1日時点の純資産残高は431億円に拡大している。 同ファンドはマザーファンドを通じて、実質的に、米国企業の中から、高成長が見込まれる企業や、本質的価値に比して過小評価されていると判断した企業の株式に投資する。大型株から小型株まで幅広い企業を投資対象とする。マザーファンドの運用は、米ティー・ロウ・プライスの運用チームが手掛け、「企業の質」、「業績予想の乖離」、「トレンド」、「バリュエーション」という4つの柱を中心に銘柄を選定する。「企業の質」では産業構造の魅力度、市場シェア、経営陣の質などを、「業績予想の乖離」では同社予想と市場予想の乖離の程度などを、「トレンド」では売上高や利益率の増加・改善が加速するかなど業績トレンドの方向性を、「バリュエーション」では当該企業の本質的価値、同業他社、市場平均などと比較して割安か否か、といった点を評価する。 決算回数は年1回。信託報酬等(税込)は年率1.5675%で、信託報酬等の相対的な水準を示すウエルスアドバイザーフィーレベルは、フィーレベル・カテゴリー「先進国株式・アクティブ」内で最も低コストの「安い」となっている。
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