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2023/06/14 19:12
2023年5月末時点において、ウエルスアドバイザーのファンドレーティングが過去3年間(36カ月、2020年6月−2023年5月)連続して5ツ星となったアクティブファンドは22本となった。米国ハイイールド債券に投資するファンドが新たに到達し、前月から1本増加した。 ファンドレーティングは、原則として、運用期間3年以上の国内公募追加型株式投信を対象として、ファンドのリスク調整後のリターンがその属するカテゴリー内でどの水準にあるのかを5段階で示したものだ。最上位の5ツ星は、運用効率に優れていることを表す。3年連続5ツ星ファンドの集計に際しては、「確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く」アクティブファンドを対象とした。 今回新たに到達したのは、アセットマネジメントOneの「MHAM USハイイールドファンド(毎月決算型)」。同ファンドは、実質的に、米国の米ドル建てのハイイールド債券に投資する。ポートフォリオ組入銘柄は、個別企業に対する定性・定量分析にマクロ経済分析を加味して選択する。定性分析では経営陣の質と競争優位性、定量分析では資産、キャッシュフロー、業績、マクロ経済分析では資本市場・信用リスク環境、金融当局の政策スタンスなどに着目する。実質的な運用は、米ロード・アベット社が担う。2023年5月末時点のポートフォリオの平均最終利回りは8.02%となっている。 3年連続5ツ星となった22ファンドの中では、「モルガン・スタンレーグローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)」が残高トップ(6月13日時点の純資産残高は2212億円)となり、「野村 世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」(同673億円)が続いた。「モルガン・スタンレーグローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)」には2023年5月までの過去1年間で約387億円、「野村 世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」には約142億円の純資金が流入している(2023年5月はウエルスアドバイザー推計値使用)。
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