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2023/06/30 17:15
SBIアセットマネジメントが設定・運用する「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)」の純資産総額が6月29日、1兆円を突破した。2019年9月26日の設定から45カ月連続で資金流入となり、設定から45カ月で1兆円の大台を超えた。 同ファンドは、SBIアセットマネジメントが、世界最大級の投資信託会社、かつ、インデックスファンドの草分け的な存在である米国バンガード社と共同組成した公募投資信託で、米国株式市場の代表的な株価指数の1つである「S&P500」に連動することをめざしたファンド。 信託報酬が年0.0938%(税込)と同種同等のファンドの中で、同ファンドは設定来、長い間にわたり業界で最低水準のコストで運用され、つみたてNISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)等の税制優遇口座でも人気を得ている。主要な販売金融機関であるSBI証券における同ファンドの保有者は既に103万人を超え、同社の投信ランキングにおいても、販売金額、販売件数、積立金額、積立件数、資金連続流入の各カテゴリーとも上位に位置している。 ちなみに、低コストのインデックスファンドでは先行した「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、同じ株価指数に連動するファンドとして2018年7月3日に設定され、約44カ月後の2022年3月3日に1兆円の大台をクリアした。その後も残高を伸ばし続け、現在では残高2兆3334億円に達している。「SBI・V・S&P500」も2兆円超えのファンドになっていくのか、今後に注目したい。(図版は、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の設定来の純資産総額と基準価額の推移)
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