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2023/09/04 18:06
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2023年8月28日−9月1日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、アセットマネジメントOneが8月31日に新規設定した「みずほ日本オールキャップ株式ファンド」が第2位、明治安田アセットマネジメントが同28日に新規設定した「にいがた未来応援グローバル株式ファンド」(愛称:グローカルにいがた)が第8位にランクインした。 「みずほ日本オールキャップ株式ファンド」は182億円の純資金流入となった。同ファンドは国内企業の中から、今後も日本を根幹で支えることができると判断した企業や、今後の成長を担うことが見込まれる企業の株式に投資する。ポートフォリオ構築にあたっては、多様な成長機会を取り込むために、約30の成長カテゴリー(製品・サービス等について、成長力や投資機会を見極めるために独自に策定した分類)を活用し、株価水準も考慮する。販売用資料によると、6月末時点の成長カテゴリーには、「半導体材料」、「人材系ビジネス・アウトソース」、「カーエレクトロニクス」、「省エネルギー」、「省力合理化」などがあり、モデルポートフォリオの組入比率上位は、『信越化学工業』2.1%、『ジャパンマテリアル』1.7%、『ルネサスエレクトロニクス』1.7%などとなっている。 「にいがた未来応援グローバル株式ファンド」は約79億円の純資金流入となった。同ファンドは、日本を含む世界の企業の株式に分散投資する。基本配分比率は、新潟県に本社・工場・店舗などを有する「にいがた関連株式」に20%程度、高い配当利回りが期待できる「高配当日本株」に30%程度、持続的な成長が期待できる世界各国(日本を除く)の企業からなる「外国株式ポートフォリオ」に50%程度とする。 このほかには、「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド」(愛称:健次)と「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が新規にランクインした。「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は8月14−18日以来2週ぶり、「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド」は今年初めてのランクインとなった。「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド」は8月28日に決算を行い、分配金(1万口当たり、税引前)を1075円とした。 先週純資金流入額トップとなったのは、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)。191億円の純資金流入となり、2週ぶりのトップとなった。このほかには、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「高成長インド・中型株式ファンド」、「高成長インド・中型株式ファンド(年1回決算型)」、「ウエリントン・企業価値共創世界株ファンド Bコース」が先々週(8月21−25日)に続いてトップ10入りした。 一方、先々週トップ10入りしていたファンドのうち、「新光 ピュア・インド株式ファンド」、「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」、「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)、「ウエリントン・企業価値共創世界株ファンド Aコース」がトップ10圏外となった。
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