ＳＢＩ証券の「資産運用フェス２０２３」で個人の新ＮＩＳＡ熱が沸騰、定員３０００名がほぼ満席になる盛況

2023/09/20 17:51

　ＳＢＩ証券は９月１８日、東京国際フォーラムで「資産運用フェス２０２３　ＮＩＳＡやるなら！　ＳＢＩ証券」を開催した。会場への来場とオンライン視聴に対応したハイブリッド型の資産運用セミナーだったが、会場定員３０００名が、ほぼ満席となる盛況だった。「新しいＮＩＳＡ」のスタートを２０２４年１月に控えて、資産運用への関心が高まってきていることが感じられるイベントになった。

　フェス会場は、メイン会場での１０部構成のセミナーに加えて、資産運用会社がブースを出すエリアと、ＥＴＦ・ＮＩＳＡ・資産運用相談エリアの構成だった。資産運用会社のブースでは、アセットマネジメントＯｎｅ、イーストスプリング・インベストメンツ、ＳＢＩアセットマネジメント、ＳＢＩ岡三アセットマネジメント、キャピタル・インターナショナル、Ｇｌｏｂａｌ　Ｘ　Ｊａｐａｎ、セゾン投信、大和アセットマネジメント、東京海上アセットマネジメント、日興アセットマネジメント、野村アセットマネジメント、ピクテ・ジャパン、フィデリティ投信、ブラックロック・ジャパン、ＦＯＬＩＯ、三井住友ＤＳアセットマネジメント、三井住友トラスト・アセットマネジメント、三菱ＵＦＪ国際投信、ラッセル・インベストメント、りそなアセットマネジメント、インベスコ・アセット・マネジメント、キャピタル　アセットマネジメント、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ、スパークス・アセット・マネジメント、ニッセイアセットマネジメント、明治安田アセットマネジメント、レオス・キャピタルワークスといった内外の主だった運用会社の他、東京証券取引所も参加した。

　セミナーは、「新しいＮＩＳＡを活用したポートフォリオの組み方」をテーマにＬＩＦＥ　ＭＡＰ合同会社代表ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子氏とウエルスアドバイザー代表取締役社長の朝倉智也氏が対談する第１部を皮切りに、「知ってたつもり！？　あなたの知らないＥＴＦの世界」（ブラックロック・ジャパンの渡邉啓輔氏）、「キャピタル×現役アナと考える『夢をかなえる資産形成術』」（フリーアナウンサーの青木源太氏とキャピタル・インターナショナルの小泉徹也氏）、「元ＡＫＢ４８　武藤十夢と一緒に学ぼう！　どう変わる？　新ＮＩＳＡで広がる投資の選択肢」（時事通信社の武藤十夢氏、叶内文子氏）、「かの著名投資家、かく語りき『資産の９０％をＳ＆Ｐ５００に投資、そして・・・』」（日興アセットマネジメントの寺田純子氏、阿部慎太郎氏）、「ＥＴＦで配当も成長も！　キャイ〜ン天野さんと学ぶＥＴＦ」（キャイ〜ンの天野ひろゆき氏、野村アセットマネジメントの渡邊雅史氏）、「ｅＭＡＸＩＳ　Ｓｌｉｍ生みの親が語る！　新ＮＩＳＡ活用法と運用コストについて」（三菱ＵＦＪ国際投信の代田秀雄氏）、「人気ＹｐｕＴｕｂｅｒにぐ先生がファンドマネージャーに直撃　自身が保有する“日本株ファンド”と“日本株”の今とこれから」（三井住友ＤＳアセットマネジメントの部奈和洋氏、マンーシフトのにぐ先生）、「教えて桐谷さん！　株主優待で楽しい株式投資」（優待投資家の桐谷広人氏、ＳＢＩ証券の鈴木英之氏）というラインナップだった。

　第１部のセミナーでは、竹川氏が新ＮＩＳＡの制度概要についてわかりやすく解説した後、朝倉氏が新ＮＩＳＡでの運用の基本的な考え方として「非課税メリットを最大限に享受するため、期待収益率が高い株式型ファンドで長期・積み立て・分散投資をすることが重要」と強調した。中でも、「時間分散」をして「複利で長期に収益を雪だるまのように増やしていくような運用をめざしましょう」と呼び掛けた。これに呼応して竹川氏も「まずは、投資をはじめること。そして、はじめたら毎月の積立投資額は柔軟に増額・減額しながら、投資を続けていくことが重要」と語っていた。（図版は、「資産運用フェス２０２３」のセミナー第１部の告知画面）

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