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2023/11/06 16:33
2023年10月の運用会社別の国内公募追加型株式投信(ETF除く)への純資金流入額(ウエルスアドバイザー推計値使用)上位10社を見たところ、三菱UFJアセットマネジメントが2716億円の純資金流入で5カ月連続のトップとなった。以下、三井住友DSアセットマネジメントが2107億円の純資金流入で2カ月連続の2位となり、3位には、953億円の純資金流入で前月の13位から大きく順位を上げた三井住友トラスト・アセットマネジメントが入った。 三菱UFJアセットは引き続き低コストのインデックスファンドがけん引役となった。「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は858億円の純資金流入で全個別ファンド中で純資金流入額第2位、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は827億円の純資金流入で同第3位となった(※三菱UFJアセットマネジメントは2023年10月1日付で三菱UFJ国際投信から商号変更した)。 三井住友DSアセットは、10月23日に運用を開始した「ドナルド・スミス米国ディープバリュー株式Bコース(為替ヘッジなし)」が438億円の純資金流入となり、個別全ファンドで第6位となった。同ファンドは実質的に、米国上場企業の中から、その本源的価値と比べて極めて割安で投資魅力度が高いと判断した企業の株式に投資する。実質的な運用は、バリュー株式運用を専門とする米独立系運用会社のドナルド・スミス・アンド・カンパニーが行う。なお、「Aコース(為替ヘッジあり)」の純資金流入額は20億円であった。Aコース、Bコースともに野村證券が販売している。 三井住友トラスト・アセットは、「外国債券SMTBセレクション(SMA専用)」などファンドラップ専用ファンドへの純資金流入が寄与した。確定拠出年金専用及びファンドラップ専用を除く一般の投資家が購入可能なファンドでは、「NWQフレキシブル・インカムファンド 為替ヘッジなし(毎月決算型)」が約43億円の純資金流入となった。
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