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2023/11/08 20:15
三菱UFJアセットマネジメントは7日、「エマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)/(1年決算型)/(毎月決算型)為替ヘッジあり/(資産成長型)/(資産成長型)為替ヘッジあり」の信託報酬等を年率1.7270%(税込)から同1.6082%へと引き下げた。 同シリーズは新興国が発行する米ドル建てのソブリン債を中心に投資を行う。10月末時点のポートフォリオをみると、地域別ではラテンアメリカが33.6%ともっとも高い。国別組入比率の上位は、ハンガリー7.6%、サウジアラビア7.3%、コロンビア5.7%となっている。格付け別では、BBB格が33.1%、BB格が25.8%となっている。 シリーズの中でも「毎月決算型」と「1年決算型」は2003年8月8日設定と20年以上の長い運用実績を有す。10月末時点の純資産総額は「毎月決算型」で186億円、「1年決算型」で128億円。過去10年間のトータルリターン(年率)は、「毎月決算型」が5.51%、1年決算型が5.55%とカテゴリー「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」平均の2.64%を上回り、いずれもカテゴリー内では上位10%以内となっている。 新興国債券市場は足元で、米国金利の上昇や地政学リスクの高まりからやや軟調な動きとなったが、今後、市場の不透明感が低下すれば、米国債などと比べて利回りが高い新興国債券に対する投資家の投資意欲の回復も期待される。
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