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2023/11/09 15:21
レオス・キャピタルワークスは8日、「ひふみ」シリーズの新たな運用戦略として「ひふみ目論見倶楽部(ミーモ)」を開始した。ChatGPTなどAIの台頭、30年ぶりのインフレなど、時代の転換点にあるとの認識の下、変化に対応するため、これまでより長期の視点を運用に取り込みアクティブ運用のあり方を進化させる狙いだ。 具体的には、外部の専門家らと学術的な活動を通して「ひふみ」の運用と連携し、10年先を見据えた銘柄選定や、より多くの人を巻き込んだコミュニティや勉強会として機能することを目指す。メンバーが考える「10年後の未来」を議論・選択し、運用部が企業経営者と対話をしながら実際に投資する企業を選択しポートフォリオを設計することを目指している。 重点的な調査・投資先として次の4つを挙げている。1.The Prime(ザ・プライム):日本の未来を切り開く日本のリーディングカンパニー(時価総額1兆円以上)、2.Next Japan(ネクストジャパン):次のリーダーと期待される成長企業(時価総額1000億円〜1兆円)、3.Ten Burgers(10バーガーズ):10年で10倍になる可能性を秘めた新興企業(時価総額1000億円未満)、4.Global Stars(グローバルスターズ):米国を中心に、欧州、アジア、インドなど日本企業にない驚きのある企業。 同社は、「資本市場を通じて社会に貢献します」という経営理念のもと、「投資を通じてゆたかさの循環を生み出すとともに、ファイナンシャル・インクルージョンを通じて、金融サービスの恩恵を全ての人が享受する世界を目指す」というビジョンを掲げている。今後、運用会社としてどのように付加価値を出していくのかという課題意識が「ひふみ目論見倶楽部(ミーモ)」の発足へとつながった。 同社で最大規模の「ひふみプラス」の純資産総額は、10月末時点で5114億円となっている。同月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は11.01%とカテゴリー「国内中型グロース」平均を2.63%上回り、カテゴリー内上位15%(40本中6位)となっている。
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