2014年のマーケット＝様々な地政学リスクが高まる中、米国の長期金利動向に関心が高まる

2014年の主なできごと

4月1日

消費税が5％から8％へ。17年ぶりの税率引き上げ

6月7日

映画「アナと雪の女王」、観客動員1700万人超え。「タイタニック」の持つ洋画記録を17年ぶりに更新

9月8日

全米テニスで錦織圭選手が準優勝。日本人初の快挙

流行語大賞

「ダメよ～ダメダメ」、「集団的自衛権」

今年の漢字

「税」

日経平均株価

日銀による2014年10月末のサプライズとなった追加金融緩和発表で、株高・円安の流れが強まった。2014年末にかけては原油安やロシア経済の先行き不透明感、ギリシャの政情不安などネガティブ要因も表面化したが、終わってみれば日経平均株価は15年ぶりの高値水準となった。

ドル＝円

日米金利差拡大観測を背景に、ドル高・円安が進行。堅調な米国経済を受け、FRB（米連邦準備制度理事会）は量的緩和を終了、金融政策の正常化へ踏み出した。一方、日銀による2014年10月末の追加金融緩和発表で、日本の金融政策正常化が遠のいたとの見方が広がっている。

NYダウ

堅調な米国経済の動向を背景に、米国株は堅調に推移した。米早期利上げ観測が高まる中でも、米国株は力強い上昇を見せた。

米国雇用統計と失業率、米国長期金利（10年国債）

2014年の米国債利回りは低下した。堅調な米国経済を背景に、FRB（米連邦準備制度理事会）による早期利上げ観測の強まりや米国株の上昇と債券には売り要因が多かったものの、日欧の金利低下を受け米国債券に資金が集中した。