中国市場において、アップル<AAPL>のスマートフォン「iPhone」シリーズの売れ行きが不調だ。年末商戦期である24年10−12月期の販売台数が前年比18.2%減となり、市場シェアも3位に転落したようだと、経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどが21日に伝えた。1年前はアップルが中国市場でシェア1位だった。
香港に本社を置く市場調査会社カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチの調査に基づくもので、販売トップはファーウェイ、次いでシャオミとなっており、中国メーカーとの激しい競争に直面したことが背景。中国全体でもスマホの販売台数は前年比3.2%減と不振だが、ファーウェイは同15.5%増と好調で、アップルの減少幅は市場平均を大幅に上回った。
アップルは9月に生成AI機能を付加した「iPhone16」シリーズを発売したが、中国ではオンデバイスAIやクラウドAIのインフラを提供する地元企業との提携を模索中で、AI機能を利用できていない。
提供:ウエルスアドバイザー