2023年の主なできごと
- 4月9日
- 日銀総裁に経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏が就任
- 7月25日
- ビッグモーターの不正請求問題で社長が辞任、その後損害保険代理店の登録を取り消しへ
- 9月7日
- ジャニーズ事務所が性加害問題で謝罪し、社名を変更
- 10月7日
- イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスが武力衝突
- 11月5日
- 阪神３８年ぶり日本一
- 11月6日
- 自民党派閥の政治資金パーティ問題が報じられる
- 流行語大賞
- 「アレ」
- 今年の漢字
- 「税」
2023年の日経平均株価
2023年のドル＝円
2023年のNYダウ
2023年のオーストラリアドル＝円
2023年のユーロ＝円
2023年の主要通貨の騰落率（対円ベース）
2023年の主要国株価指数騰落率
日経平均株価
2023年の日経平均は、年初の安値から8,000円ほど上昇し、年間で7,369円高の3万3,464円で終えました。日本企業の稼ぐ力の向上やデフレ脱却への期待、海外勢の日本株再評価などが相場を押し上げました。特に、東証の「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の要請に対応している企業やAI（人工知能）の普及拡大を背景とした半導体関連への資金流入が目立ちしました。一方、米国の早期利下げ観測の後退のほか、中国景気の先行き不透明感などがリスクとして警戒されました。
ドル＝円
2023年のドル円相場は、年初の安値から年末の高値までに約24円の上昇を見せました。年前半は、米国の強い雇用情勢や高インフレ率を受けてFRB（米連邦準備制度理事会）による金融引き締めが長期化するとの見方からドル高・円安が進行しました。ただ、年後半になると米労働需給の緩和が意識され、FRBが金融政策を転換するとの見方が強まったほか、日銀によるマイナス金利解除観測も高まり、年末にかけてドル円相場は下落しました。
NYダウ
2023年のNYダウは、年初から13.7％上昇し、史上最高値を更新しました。しかし、春先にはシリコンバレーバンクの破綻による金融システム不安が台頭し、NYダウは下落しました。その後、中央銀行による対策が打たれ、4月から7月にかけて株価は上昇傾向が続きました。しかし、8月以降はインフレ率が再加速し、利上げの長期化懸念で10年国債利回りが上昇し、NYダウは下落が続きました。11月にはFRBの利上げ長期化懸念が後退し、長期金利は大幅低下し、NYダウは上昇しました。
