5月の株式投信純資産額は63兆9307億円、9カ月ぶり減少―5月の投信概況
投資信託協会は13日、5月の投信概況を発表した。5月の単位型を含む株式投信の資金増減(設定から解約・償還を差し引いた増減)は1兆2502億円の純増となり、4カ月連続の純資金流入となった。一方、運用増減は株安が進んだことなどで1兆4139億円の減少と9カ月ぶりに減少した。この結果、純資産額も9カ月ぶりに減少し、前月比1637億円減の63兆9307億円となった。4月は07年12月以来5年4カ月ぶりの高水準だった。
5月は、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が量的金融緩和の早期縮小に言及したことなどから23日に1ドル=103円台と08年10月以来の水準まで上値を伸ばした。国内株式市場では中国の弱い経済指標などを受けて株価が一時急落するなど乱高下し、TOPIX(東証株価指数)は前月末比2.52%下落。海外株式は新興国がまちまちだったが、米4月雇用統計など米経済指標の改善が好感され、NYダウ工業株30種平均は過去最高値を更新するなど良好だった。
商品分類(投信協会の新分類基準)別の資産増減では、国内株式、国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドなどが純資金流入となった一方、国内債券、海外株式、海外債券に投資するファンドなどが純資金流出となった。運用では海外株式がプラスとなった一方、国内資産は株式や債券などすべての資産がマイナスとなった。
なお、公社債投信を含む総合計では、資金が8カ月連続の純資金流入となった一方、運用は9カ月ぶりに減少。純資産額は前月比3654億円増の78兆395億円となり、07年12月以来の高水準に達した。
提供:モーニングスター社
5月は、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が量的金融緩和の早期縮小に言及したことなどから23日に1ドル=103円台と08年10月以来の水準まで上値を伸ばした。国内株式市場では中国の弱い経済指標などを受けて株価が一時急落するなど乱高下し、TOPIX(東証株価指数)は前月末比2.52%下落。海外株式は新興国がまちまちだったが、米4月雇用統計など米経済指標の改善が好感され、NYダウ工業株30種平均は過去最高値を更新するなど良好だった。
商品分類(投信協会の新分類基準)別の資産増減では、国内株式、国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドなどが純資金流入となった一方、国内債券、海外株式、海外債券に投資するファンドなどが純資金流出となった。運用では海外株式がプラスとなった一方、国内資産は株式や債券などすべての資産がマイナスとなった。
なお、公社債投信を含む総合計では、資金が8カ月連続の純資金流入となった一方、運用は9カ月ぶりに減少。純資産額は前月比3654億円増の78兆395億円となり、07年12月以来の高水準に達した。
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