バンガードETF、日本で3年ぶり“新商品”―人気の「増配株」など3本

 インデックスファンド運用最大手バンガード・グループの日本法人バンガード・インベストメンツ・ジャパンは30日、個人投資家に人気の米国上場ETF(上場投資信託)3本を新たに国内証券会社で販売すると発表した。近日中にSBI証券やマネックス証券、楽天証券などで購入可能になるという。バンガードが日本で新規の海外ETFを投入するのは2010年12月以来約3年ぶり。

 同社が今回提供を開始するETFは、10年以上連続増配の実績を持つ米国株に投資する「バンガード・米国増配株式ETF(VIG)」、高配当利回りの米国株に投資する「バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)」、残存期間が1年超の米ドル建て新興国政府債に投資する「バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF(VWOB)」の3本。今回のラインアップ拡充で、個人投資家が国内で購入可能なバンガードのETFは合計12本となった。

 バンガードのETFは、日本の信託報酬にほぼ相当する「エクスペンス・レシオ(経費率)」が低い点が特徴だ。日本で今回購入可能になる3本についても、エクスペンス・レシオ(13年6月末時点)はVIGが0.10%(米国籍の同種ETF平均は0.38%)、VYMが0.10%(同0.38%)、VWOBが0.35%(同0.52%)と、いずれも類似ファンド平均を大きく下回っている。
提供:モーニングスター社
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