ブラックロック、12月5日にETF4本を東証上場―海外投資身近に、NISAでも注目

 ブラックロック・ジャパンは13日、米国上場ETF(上場投資信託)4銘柄を12月5日に東証に上場すると発表した。これにより東証に上場するブラックロックのETFシリーズ「iシェアーズ」は合計8銘柄となる。

 今回、上場するETFは4本。海外で上場している既存ETFをJDR(日本型預託証券)形式で上場させるため、海外口座を通さず、日本株と同じ形態で取引できるようになる。上場するのは、米国超大型株指数に連動する「iシェアーズ 米国超大型株ETF(S&P100)」(銘柄コード:1587、現地ティッカー:OEF)、米国小型株指数に連動する「iシェアーズ 米国小型株ETF(ラッセル2000)」(銘柄コード:1588、現地ティッカー:IWM)、米国高配当株指数に連動する「iシェアーズ米国配当株ETF(モーニングスター配当フォーカス)」(銘柄コード:1589、現地ティッカー:HDV)、米国REIT(不動産投資信託)・不動産株指数に連動する「iシェアーズ米国リート・不動産株ETF(ダウ・ジョーンズ米国不動産)」(銘柄コード:1590、現地ティッカー:IYR)の4本だ。

 来年から始まるNISA(少額投資非課税制度)を視野にブラックロックは9月にみずほ銀行とみずほ証券向けに新しいインデックスファンドシリーズ「i−mizuho」を22本設定したばかりで、個人投資家向けの指数連動型商品の拡充を積極化している。また、NISAをきっかけに投資を始める場合、海外上場ETFはややハードルが高いと考えられるなか、国内上場株式と同様に取引が可能なJDR形式での上場は、従来の海外ETFと比較して利便性が高く、関心を集めそうだ。

 一般的にETFは保有し続ける限りかかる運用管理費用である信託報酬がインデックスファンドより低い。同社が来月上場するETF4本もNISAに対応するため、非課税メリットに加え、信託報酬を安く抑えたい投資家にとって注目となる。運用管理費用にあたる総経費率はOEFが0.20%、IWMは0.24%、HDVは0.40%、IYRは0.46%。
提供:モーニングスター社
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