岡三AMがロシア市場について臨時リポート

 岡三アセットマネジメントは21 日、「ロシア市場の動向について」と題した臨時リポートを発表した。
 ロシアでは15 日に一部金融機関が定期預金の解約停止を発表しており、金融市場の混乱が発生。株式市場は下値を探る動きが続いている。ロシアの代表的な株価指数の一つであるRTS指数(ドル建て)は、22日時点で665.78ポイントと5月の年初来高値2498.98ポイントから実に73%と大幅に調整している。
 岡三AMではロシア株の下落について、「ロシア企業に対する信用リスクの高まりが解消されないなかで、海外投資家を中心に相対的にリスクの高い資産を圧縮する動きが続いている」と分析。ただし、ロシアの通貨ルーブルについては、「対ドルと対ユーロのレートから計算されるバスケットレートは横這い圏で推移しており、実質的に安定を保っている」として、当局による積極的な介入を評価している。
 今後の株式市場・債券市場については、「本格的な底入れには、足元の金融危機が収束の不可欠」として状況の改善には時間がかかるとし、世界経済への先行き警戒感が後退するまでは軟調な展開が続くと予測している。ただし、著名ファンドマネジャーの「ロシア株の暴落はガスプロムなどの株式を格安で購入できる千載一遇のチャンスだ」などのコメントを引用し、中長期視点での投資妙味は高まっているとの見通しを伝えている。


提供:モーニングスター社
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