10月にETFの売買が急増、銘柄選び不要で個人投資家が注目

 相場の急落を好機と捉えてETF(上場投資信託)を売買する投資家が増えている。東証では10月にETFの売買高が前月比69.75%増の2億9723万口、売買代金が同64%増の3120億円となった。大証では10月にETFの売買高が4767万口、売買代金が3338億円となり、いずれも過去最高を記録している。
 松井証券では10月にETFの売買代金が198億円で過去最高となり、9月に比べてほぼ倍近くとなった。「1月もそうだったが、相場が大きく下げると株式などの売買全体に占めるETFの割合が増える」(松井証券広報担当の治部樹氏)という。松井証券の10月の売買代金ランキングではトヨタ<7203.T>やソニー<6758.T>などの個別株式が上位を占めるが、ETF関連では日経平均株価に連動する「上場インデックスファンド225(上場225)」<1330.T>が16位と健闘している。松井証券ではETFの売買のうち約7割を日経平均株価に連動する商品が占めるという。
 また、松井証券では10月に新規の口座開設が増加したが、「最初にどの株を買えばよいか分からない顧客でもETFは選びやすい」(同)と、銘柄選別の手間が不要なETFの特徴に個人投資家が注目したことも売買増加の背景にあるようだ。


提供:モーニングスター社
Feature & Column 特集&コラム
  • 特集&コラム読み込み中です
このページのTOPへ
この情報は、ウエルスアドバイザー株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。
また、このページは、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としてはいません。
このページで提供している情報、記事、画像、図表などの転用、販売、再配信は固く禁じます。

当サイトに表示されている広告の一部はヤフー株式会社に配信を委託しています。ヤフー株式会社から配信される広告が表示されるページを訪問した際には、ヤフー株式会社も同社のcookies情報を取得いたします。そこで収集されるcookies情報については当社に提供・開示されることはなく、ヤフー株式会社が定めるプライバシーの考え方にしたがって管理されます。くわしくはこちらをご覧ください。また、ヤフー株式会社から配信される行動ターゲティング広告についてはこちらをご覧下さい。