「野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)毎月」が1位キープ―11月15日までの純資産増加額ランク

 モーニングスターがまとめた11月15日までの過去1カ月間(10月15日から11月15日まで)の純資産増加額ランキングでは、「野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)毎月」<2010042302>が10月に続いての1位となった。過去1カ月間の純資産増加額は985億円超に達し、11月15日時点での純資産額は1兆118億円超となった。同ファンドは4月の設定以来、資金の流入傾向が継続しており、純資産増加額で1位を続けている。ただ、同ファンドは12月1日以降の買い付け申し込みを一時停止することを発表している。今年のファンドへの資金流入をけん引してきたファンドであることから、今後の資金の受け皿となるファンドの動向が注目される。

 2位は、この間に新規設定された「ドイチェ・高配当インフラ関連株(レアル)毎」<2010102804>で741億円の増加となった。このほか、新設ファンドの「ダイワ/ミレーアセット韓国株式ファンド」<2010102601>が232億円の増加で11位に入るなど、10月15日時点と比較して新設ファンドにも資金が流入していることがわかる。このほかは前回集計時にも純資産増が顕著だったファンドが引き続き上位に入った。

 一方、純資産が減少したファンドで1位となったのは「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」<1997121801>。減少額は1276億円超となった。2位には「SMBC・日興ニューワールド債券(レアル)」<200910300D>が入ったほか、「通貨選択型」ファンドでブラジル通貨・レアルで為替ヘッジを行うファンドで純資産の減少が目立った。10月18日に、ブラジル政府が10月では2回目となる外国人投資家の債券投資に関わる金融取引税の引き上げを発表したことが嫌気されたことや、一時レアル安が強まったことなどが影響したとみられる。
提供:モーニングスター社
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