ブラジル中銀が21日に1.0%利下げ、各投信会社が臨時リポートを発表

 ブラジル中央銀行は21日、政策金利を1.0%引き下げ12.75%とした。この引き下げを受け、投信会社各社は臨時リポートを発表した。
 市場の事前予想の中心は、0.75%の引き下げ。一部では0.50%という見方も出ており、1.0%の利下げは驚きをもって迎えられた。これについては、ブラジルではこれまでインフレ抑止の方針を打ち出していたが、インフレ圧力に緩和傾向が見られたため「ブラジル経済を下支えする意味で決定された」(日興アセットマネジメント)と分析されている。
 利下げは今後も続くと見るリポートが多く、HSBC投信では「3月から7月にかけて計2.0%の追加引き下げが行われ、2009年末の政策金利は10.75%になる」と予想。
 一方、JPモルガン・アセット・マネジメントでは「実質金利が依然高いブラジル国債にはなお投資妙味がある」と分析している。利下げにより下落懸念があるブラジル・レアルについても、「中央銀行の信頼感や海外からの資金流入期待が下支えする」と見る。三菱UFJ投信も「レアルが米ドルなどの主要通貨に対して大幅に下落する可能性は小さい」との見解を示している。


提供:モーニングスター社
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