日興AM、新興国含む世界株式と豪州リートを連動対象とする2本のETFを東証に上場へ

 日興アセットマネジメントは2月14日、世界の株式市場を対象とした指数への連動を目指すETF(上場投資信託)「上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本(愛称:上場MSCI世界株)」<1554.T>と、オーストラリアREIT(不動産投資信託)を連動対象としたETF「上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A−REIT)(愛称:上場Aリート)」<1555.T>を東証に上場すると発表した。「上場MSCI世界株」の上場予定日は3月8日、「上場Aリート」の上場予定日は3月9日となる。

 「上場MSCI世界株」は、日本を除く世界の株式市場を投資対象とした指数として代表的な「MSCI ACWI ex JAPAN インデックス」への連動を目指す。同指数は世界の主要先進国23カ国・地域に新興国21カ国・地域を加えた計44カ国・地域の株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均し、指数化したもの。先進国株式、あるいは新興国株式それぞれへの連動を目指すETFは上場済みではあるが、新興国と先進国の両方を連動対象とし、世界全体の株式市場の値動きを表す指数を対象としたETFは国内初となる。年1回(1月20日)決算。売買単位は10口単位。最低売買金額は約1万円程度となる見込み(2月14日時点)。実質的な信託報酬率(税込み、年)は、0.315%程度となる。

 また、「上場Aリート」は、オーストラリア証券取引所の上場REITの値動きを示す代表的な指数である「S&P/ASX200 A−REIT指数」への連動を目指すETFとなる。同ETFは海外REITを連動対象とする国内初のETFとなる。年6回(2011年7月以降の毎年1月、3月、5月、7月、9月、11月の各10日)決算。売買単位は10口単位。最低売買金額は約1万円程度となる見込み(同)。実質的な信託報酬率(税込み、年)は、0.4725%程度となる。
提供:モーニングスター社
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