バンガードが米国上場ETF6本のエクスペンス・レシオを引き下げ、日本で人気のETFも

 インデックスファンド運用最大手のバンガード・グループは2月25日、同社が提供する6本の米国上場の外国籍ETF(上場投資信託)について、エクスペンス・レシオ(日本の信託報酬にほぼ相当するもの)を引き下げたと発表した。

 6本のETFには、新興国の株式に幅広く投資する「バンガード・MSCI・エマージング・マーケットETF(VWO)」など、日本の個人投資家の間で人気が高いETFも含まれている。バンガードは低コストのインデックスファンドの提供で知られる。今回のエクスペンス・レシオの引き下げでより低いコストでの投資が可能になる。

 6本のうち、日本の証券会社を通じて購入可能なバンガードのETFは5本。対象となったETFの名称と、エクスペンス・レシオの引き下げ前と引き下げ後の数値は以下の通り。

 「バンガード・MSCI・エマージング・マーケットETF(VWO)」(0.27%から0.22%へ)

 「バンガード・MSCI・ヨーロッパETF(VGK)」(0.16%から0.14%へ)

 「バンガード・MSCI・パシフィックETF(VPL)」(0.16%から0.14%へ)

 「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」(0.30%から0.25%へ)

 「バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF(VSS)」(0.40%から0.33%へ)
提供:モーニングスター社
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