中央三井AM「グローバル3資産バランスオープン」が、運用経過と投資環境の見直しについてリポート

 中央三井アセットマネジメントは20日、「グローバル3資産バランスオープン(愛称=3つの泉)」(追加型/内外/資産複合)<2007031504>に関し、「直近3期(08年11月10日から09年2月10日)の運用経過を振り返って」と「主要投資対象の投資環境の見直しについて」との2リポートを発表した。
 同ファンドは海外債券(基本配分比率70%)、世界株式(同20%)、海外リート(同10%)に分散投資することで、高い利回り・配当収入を期待するファンド・オブ・ファンズ。
 「海外債券」の投資先ファンドは、世界的な金利低下がプラスに寄与する一方、円高進行が影響し、過去6カ月のリターンは大幅下落となった。しかし、12月に投資先をスウェーデンからフランスへ入れ替えたほか、1月にはイギリスの組み入れ比率を引き下げ、新たな投資先としてスペインを追加するなどの対応を図っており、2月時点の投資先はオーストラリア(38%)、ノルウェー(30%)、ユーロ圏(フランス15%、スペイン7%)、イギリス(10%)となっている。
 「世界株式」部分では、円高や世界的な株価下落により、投資先ファンドのリターンは6カ月で49.55%の下落となった。現状については株式の保有比率を減らし、キャッシュの保有比率を16%まで高めているという。また、世界の株価動向を表す「MSCIワールド指数(円ベース)と比べ、医薬品やバイオテクノロジー、ライフサイエンス・小売りなどのセクターの保有割合を高め、エネルギーの保有割合を低くするなどの施策を採っている。
提供:モーニングスター社
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