4月の純資産増加額では「新光 US−REITオープン」が1256億円超で1位に

 モーニングスターはこのほど、2011年4月の各ファンドの純資産増加額ランキングをまとめた。

 4月は、「新光 US−REITオープン(愛称:ゼウス)」<2004093002>が1256億円超の純資産増で1位となり、4月末の純資産額は4884億円となった。2位には新規設定された「ダイワ/ハリス世界厳選株ファンド」<2011041901>が入り、889億円超を集めた。3位は「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」<1998040105>となり、833億円超の増加となった。投資家が高利回り、高分配のファンドを引き続き選好しており、資源国通貨建てのファンドが上位20本の大半を占めている。カテゴリー別にみると、1位の「新光 US−REITオープン」は国際REIT型、2位の「ダイワ/ハリス世界厳選株ファンド」が国際株式型、3位の「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」が国際債券型といった具合に、資産クラスも分散している。

 4月に新規設定されたファンドでは、「ダイワ/ハリス世界厳選株ファンド」を筆頭に、9位に「ノムラ・グローバルトレンド(資源国)毎月」<2011042602>、14位に「日本株厳選ファンド・ブラジルレアルコース」<2011042608>、20位に「ニッセイ世界戦略米国株式ファンド」<2011040101>と4ファンドが上位20本に入り、好調だった。

 一方、純資産を減らしたファンドでは、新光投信の「高金利通貨ファンド」<2008031402>がトップで324億円の減少、「PIMCO米国ハイイールド債通貨選択(レアル)」<201002260C>が222億円の減少となるなど、上位では国際債券型の大型ファンドでの減少が目立った。
提供:モーニングスター社
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