6月の純資産増加額では「新光 US−REITオープン」が933億円超で3カ月連続1位に

 モーニングスターはこのほど、2011年6月の各ファンドの純資産増加額ランキングをまとめた。

 6月は、「新光 US−REITオープン」<2004093002>が933億円超の純資産増で1位となり、3カ月連続して純資産増加額トップとなった。同ファンドの6月末の純資産額は6667億円超。次いで2位は「ダイワ 米国リート・ファンド(毎月分配型)」<2004052001>が入り、928億円超の増加。3位は「ダイワ・US−REIT(毎月決算)B為替ヘッジなし」<2004072102>で、599億円超の増加となった。カテゴリーでみると、1位から3位まですべて「国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)」が独占した格好で、実に上位10位までが海外の資産に投資する国際REIT型、国際債券型ファンドで占められている。通貨選択、毎月分配といったファンドが多く設定されているカテゴリー群でもある。

 一方、純資産を減らしたファンドでは、国際投信の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」<1997121801>がトップで901億円の減少となり、前月末の1081億円減から減少幅を縮めた。次いで「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」<2003120902>が496億円超の減少となった。さらに下位10位までみていくと、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」のカテゴリーに分類されるファンドが3本あり、いずれも4月から6月にかけて分配金の引き下げを行っていたことなどが純資産額の減少に寄与したもようだ。
提供:モーニングスター社
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