9月後半の新設ファンドは計36本――通貨選択型ファンドの設定ラッシュ

 モーニングスターがまとめた、9月後半(9月16日から30日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数は計36本となった。9月前半の6本から30本増え、前年同期間の25本からは11本増える見通し。

 ここ1カ月間は新規設定自体が比較的少なかったが、9月末にかけては通貨選択型ファンドを中心に設定ラッシュとなりそうだ。

 BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパンが9月16日に設定を予定する「BNYメロン・Gリート」は、世界のリート(不動産投資信託)を投資対象としてインドネシアルピア・トルコリラ・ブラジルレアル・豪ドル・日本円で為替ヘッジする5コース(マネープールを除く)、同じく16日に日興アセットマネジメントが設定を予定する「世界の高配当株式ファンド」は、為替ヘッジなしを含め資源国通貨・豪ドル・ブラジルレアルで為替ヘッジする4コースとなっている。

 このほか、三菱UFJ投信が21日に設定を予定する「新興国高利回り社債」は、日本円・米ドル・豪ドル・ブラジルレアル・資源国バスケット・アジアバスケット計6コースの通貨選択型(マネープールを除く)ファンドをそろえ、大和証券投資信託委託が22日に設定を予定する通貨選択型ファンドは、米国株式を主要投資対象として日本円・豪ドル・ブラジルレアル・米ドルで為替ヘッジする4コースとなっている。

 さらに、30日に損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが設定を予定する通貨選択型ファンドは、アジアのハイ・イールド債券を主要投資対象としてアジア通貨・高金利通貨・ブラジルレアル・日本円で為替ヘッジする4コースをそろえ、同じく30日に三井住友アセットマネジメントが設定を予定する通貨選択型ファンドは、アジアの好利回りリートを主要投資対象とし、為替ヘッジなしを含めトルコリラ・ブラジルレアルで為替ヘッジする3コースとなっている。

 投資対象資産やヘッジ対象通貨の選択肢が広がり、通貨選択型ファンドのバリエーションが一段と膨らむこととなる。

 一方、9月前半の新規設定ファンドについては、6ファンドで合計7億円強の小規模な設定にとどまった。また、前年同期間の10本からは4本減り、金額でも約80億円下回る結果となった。
提供:モーニングスター社
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