10月前半の新設ファンドは計18本―通貨選択型の設定続く

 モーニングスターがまとめた、10月前半(10月1日から14日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数は計18本(含む限定追加型)となる見通し(9月30日時点)。9月後半の36本から半減したものの、前年同期間の8本からは10本多くなっている。

 9月後半に設定本数が大きく膨らんだ状況からは減少するものの、本数自体は前年同期間よりは多い。積極的な為替ヘッジを行う限定追加型ファンドや通貨選択型ファンドの本数が多くなっているが、中でもゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが通貨選択型ファンドの運用を行うことが注目される。

 ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが10月11日に設定を予定する「GS アジア・ハイ・イールド債券Fアジア通貨」「GS アジア・ハイ・イールド債券F円」「GS アジア・ハイ・イールド債券F米ドル」の3ファンドは、それぞれアジア通貨(インド・ルピー、インドネシア・ルピアおよび韓国ウォンに3通貨均等配分)、円、米ドルで為替ヘッジする形となる通貨選択型ファンドとなる。また、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが10月7日に設定を予定する「アジア・ハイ・イールド債券ファンド(毎月)」は、主に日本を除くアジア(オセアニアを含む)の米ドル建てなどのハイ・イールド債券が実質的な投資対象となる。当ファンドの投資先証券の運用はシンガポールを拠点とした資産運用会社のDBSアセットマネジメントが行う。アジア地域のハイ・イールド債券を実質的な投資対象としたファンドは最近設定の動きが続いている。

 一方、9月後半(9月15日から9月30日)の新規設定ファンドについては、「日興 GSグロース・マーケッツ・ファンド」の当初募集金額が459億円と、マーケットの混乱の中2011年の当初募集金額では第4位と大きな金額を集めた(1位は「ダイワ/ハリス世界厳選株ファンド」<2011041901>の748億円)。ただ、このほかのファンドの当初募集金額は伸び悩むものが多かった。また、単位型ファンドでは、「野村 日本株投信(豪ドル投資型)1109」が296億円を集めている。追加型ファンド全体では、36本計587億円の設定なった。また、前年同期間の22本からは14本増え、金額でも約179億円上回った。
提供:モーニングスター社
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