9月の株式投信は5カ月連続の流入超過も、増加額縮小し純資産総額は50兆円切る―9月の投信概況

 投資信託協会は10月14日、9月の投信概況を発表した。9月の株式投信の資金増減(設定から解約・償還を差し引いた増減)は369億円の増加となり、5カ月連続で流入超過となった。一方、運用は5カ月連続で悪化し、純資産総額は3カ月連続で減少となり、前月から3兆9098億円マイナスの47兆3422億円となった。純資産総額が50兆円を割り込んだのは、2010年8月以来のことになる。

 9月の資金流出入額はかろうじてプラスを維持したものの、8月の7093億円の増加と比較すると大幅に増額幅を縮小している。投信協会では、欧州財政問題の先行き不透明感などを背景に、ここ数カ月間様子見状態だった投資家にリスク回避の動きが出たためとしている。「特に分配金の水準が低いファンドからの資金流出が目立った」(乾文男・投信協会副会長)という。

 株式投信の商品分類別の資金増減では、REIT(不動産投資信託)を含むファンドオブファンズが1463億円増加し33カ月連続のプラスとなったが、増額の規模は以前に比べ落ち着いたものとなっている。このほか、ETF(上場投資信託)を含むインデックス型などが資金を集めた一方、バランス型や国際株式型などが資金純流出となった。

 運用面では、不安定なマーケット環境を反映し、ファンドオブファンズやバランス型、国際株式型など全般的に振るわなかった。「ブラジルレアル、豪ドルなどの資源国通貨が対円で下落したことも響いた」(乾副会長)という。

 なお、公社債投信を含む総合計では、資金は6カ月ぶりに純流出となり、運用は5カ月連続で悪化し、純資産額は前月から3兆9633億円減少し、57兆8882億円となった。
提供:モーニングスター社
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