2012年1月前半の新設ファンドは計6本―2011年12月後半、前年同期からも低下

 モーニングスターがまとめた、2012年1月前半(1月1日から14日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数は計6本となる見通し(12月29日時点)。12月後半の31本(1本は30日に設定予定)から大きく減少し、前年同期間の14本からも減少している。

 1月13日にITCインベストメント・パートナーズが設定を予定する「日本株ハイインカム(毎月)(レアル)」は、ユーロ円債への投資を通じ、カバード・コール戦略による株式の配当金とオプションプレミアムの獲得に加え、ブラジルレアルの買い建てと円の売り建ての為替ヘッジ取引による為替プレミアムの獲得を目指すファンドとなる。また、同日にしんきんアセットマネジメント投信が設定を予定する「しんきん アジア債券ファンド(毎月)」は、シティグループアジア国債インデックス(ヘッジなし・円ベース)の構成国を投資対象とし、アジアのソブリン債などに投資する。ファンド設定時の投資対象国は韓国、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、タイとなっている。

 12月後半(12月15日から12月30日)の新規設定ファンドについては、大和証券投資信託委託が設定した「ニッポン応援F Vol.4(高配当株)」の当初設定額は239億円となり、同じく大和証券投資信託委託が設定の「ダイワ/ミレーアセット韓国セレクト(株式)」<2011122101>が197億円と、12月前半よりは当初設定金額を集めるファンドも出てきているものの、全体的な盛り上がりにはまだ欠けている。
提供:モーニングスター社
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