投資信託協会が5月の投信概況を発表、公募投信の純資産総額は前月末比4.9%の大幅増

 投資信託協会が5月の投信概況を発表した。米国をはじめ世界各国の経済指標に底打ち感が出てきており、各国の株価指数が堅調だったことを受けて、公募投信の純資産総額は前月末比2兆6276億円増(4.9%増)の56兆2151億円と大きく増加した。運用増減では、同2兆1227億円増。資金増減(設定と解約・償還の差し引き)が同5049億円増だった。
 うち、株式投信では、資金増減が2954億円増と2カ月ぶりにプラスに転じた。2兆1228億円の運用増となり、純資産総額は前月末比2兆4182億円増(4.8%増)の44兆7004億円となった。
 分類別の内訳では、5月は資金増減でインデックス型(ETF含む)が156億円減、派生商品型が76億円減とマイナスになったのに対し、国内株式型が163億円、国際株式型が492億円増加し、ファンドオブファンズは1356億円増で2カ月連続の大幅増加となった(4月は2239億円増)。また、運用増減に関しては、すべての分類でプラスになった。「日本だけでなく、世界的に株価が上昇し、外国人、個人の投資家の参加が増えてきているもよう」(投資信託協会副会長の乾文男氏)という。
 一方、公社債投信の資金増減は2242億円増で、2カ月連続の増加となった。運用面では0.3億円減の微減で、純資産総額は8兆9256億円。「株価の上昇で戻り待ちをしていた投資家が株式投信を売り、その資金で公社債投信を買う動きがあるのではないか」(乾氏)としている。
提供:モーニングスター社
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