2012年5月後半の新設ファンドは計21本―多種多様な資産クラスを対象としたファンド

 モーニングスターがまとめた、2012年5月後半(5月16日から31日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数は計21本(限定追加型含む)となる見通し。5月前半の3本(同)から大幅に増加し、前年同期間の16本(同)からも増加する見込みとなる。

 新規設定予定ファンドの主な内訳は、高利回り債券やインド、インドネシアの債券などに投資する国際債券型、北米やオーストラリア株式に投資する国際株式型、割安株、好配当などに投資する国内株式型など、多種多様な資産クラスのファンドとなっている。また、信託期間内に償還日がくるCB(転換社債)に投資する限定追加型の債券ファンドも設定される。

 レオス・キャピタルワークスが5月28日に設定を予定する「ひふみプラス」は、既存ファンドの「ひふみ投信」<2008100102>と同じマザーファンドの「ひふみ投信マザーファンド」により実質的な運用が行われる。「ひふみ投信」はこれまでレオス・キャピタルワークスによる直販ファンドだったが、「ひふみプラス」はSBI証券が販売会社となるなど、実質的な販売チャネルが拡大することになる。また、運用残高の増加の状況に応じて信託報酬が逓減される仕組みを導入するなど、画期的な商品設計がなされている。

 大和証券投資信託委託が5月30日に設定を予定する「ダイワ 米国厳選株Fイーグルアイ(Aコース)」と「ダイワ 米国厳選株Fイーグルアイ(Bコース)」は、米国の金融商品取引所に上場する株式や店頭登録する株式(上場・店頭登録予定株式を含む)などで割安を考えられる株式を約20銘柄に厳選して投資する。Aコースが為替ヘッジあり、Bコースが為替ヘッジなしとなっている。

 一方、5月前半(5月1日から15日まで)の新設ファンドについては、みずほ投信投資顧問が5月10日に設定した限定追加型の「日本株ダブルフォーカスF(繰上償還条項付)」<2012051001>が104億円を集めたほか、東京海上アセットマネジメント投信が5月11日に設定した「Rogge投資適格世界金融機関債券F2012―05」<2012051101>が175億円を集めた。
提供:モーニングスター社
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