森林・林業支援で初の公募ファンド「西粟倉村共有の森ファンド2009」が6月30日まで販売

 国内初の試みとなる森林・林業支援の公募事業ファンド「西粟倉村共有の森ファンド2009」が、個人投資家向けに販売されている。同ファンドの運用期間は10年。1口5万円からの募集(上限は10口50万円)。募集期間は6月30日までとなる。年1回、計11回の分配を行う予定。
 同ファンドの出資対象事業は、岡山県・西粟倉村の森林(最大1500ヘクタール)の森林管理や木材生産などの事業。出資金は林業機械の購入費用などに充てられ、分配には木材の販売売上や、林業機械のレンタル収入の一定割合が充てられる。
 同ファンドは岡山県西粟倉村と同村から委託を受けた美作森林組合の取り組みを支援する形となる。販売は音楽ファンドや伝統芸能を支援するファンドで知られるミュージックセキュリティーズを通じて行われ、同社のホームページ上で申し込み可能だ。
 ファンド営業者であり、森林トータルマネジメント事業を手がける株式会社「トビムシ」で事業統括・法務を担当する小林洋光氏は、「長期で運用されるファンドなので、環境問題に関心があり、環境投資に価値を見いだしてもらえる投資家に購入してほしい」と語る。
 取扱手数料として、出資金額の5.25%、運営手数料として1%(年率)がかかる(出資金の中に含まれる)。
提供:モーニングスター社
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