「WTI原油先物ファンド(ショート・ポジション)」が第1位に―5月の月間リターンランク

 モーニングスターはこのほど、2012年5月末を基準とした過去1カ月間のトータルリターンをランキングした(DC、SMA専用、ETF、およびブル・ベア型を除く純資産額10億円以上のファンドが対象)。

 過去1カ月間のトータルリターン上位では、「WTI原油先物ファンド(ショート・ポジション)」<2009070102>が18.80%で第1位となった。第2位が「T&D 通貨T新興国社債F(毎月)ユーロベア」<2011112205>が6.01%。第3位が「通選CTAマルチ・マネジャーF<円>」<2012013101>が4.70%、次いで第4位が「BAM ワールド・ボンド・アクティブ・オープン」<199810300F>が4.55%、「BAM ワールド・ボンド&カレンシー・ファンド」が4.35%の第5位などと続いた。5月はアジアの一部を除き、株式市場が世界的に下落するなど大幅に調整したこともあり、原油先物でショートポジションをとるファンドや、主要投資対象に円買い・ユーロ売りのポジションをとる為替取引を組み合わせたファンドなどのカテゴリーが上位を占めた。このほか、機動的に為替ヘッジを行うファンドや国際債券型で為替ヘッジを行うファンドも上位となった。

 また、過去1カ月間のトータルリターン下位では、「DWSロシア株式ファンド」<2008061602>がマイナス21.98%、「UBS ブラジル・インデックス・ファンド」<2008070802>がマイナス21.71%、「資源株ファンド通貨選択S<ランド>(毎月)」<2009112002>がマイナス21.50%となり、資源国の株式ファンドおよび資源関連ファンドの下落が目立った。
提供:モーニングスター社
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