2012年7月前半の新設ファンドは計16本―高金利・高利回りの国際債券型が目立つ

 モーニングスターがまとめた、2012年7月前半(7月2日から13日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数(マネープールファンド除く、限定追加型含む)は計16本となる見通し。高金利・高利回りの債券に投資する国際債券型が目立っている。6月後半の32本(同)から減少するものの、前年同期間の10本(同)から増加する見込みとなる。

 大和証券投資信託委託が7月6日に設定を予定する「ダイワ 米国高金利社債F(通貨)通貨S(毎月)」などシリーズ3本はいずれも通貨選択型で、BB格相当またはそれ以下の格付け米ドル建てのハイ・イールド債券を主要投資対象とする。米ドル売り・選定通貨買いの為替ヘッジ取引を行う。

 また、新光投信が7月9日に設定を予定する「ニュー・ハイインカム・P(毎月)円・1年」などシリーズ5本はいずれも通貨選択型で、仕組み債に投資することにより、複数の外国籍ファンドへの投資と所定の為替取引で得られる総合収益の獲得を目指す。目標払い出し額(分配金)の更新期間、6カ月と1年のものがある。

 一方、6月後半(6月18日から29日まで)の新設ファンドの当初設定額については、32本で644億円が集まった。6月19日に設定された「野村 日本高配当株プレミアム(通貨S)毎月」が186億円と同期間中最も資金を集め、シリーズ4本との合計では288億円となった。同じく6月19日に設定された「ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンドA(Hあり)」が「ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンドB(Hなし)」が、それぞれ67億円、57億円を集めたほか、6月29日に設定された「ダイワ 日本リート・ファンド」が68億円を集めた。
提供:モーニングスター社
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