「グローバル・アンブレラUBS フード(豪ドル)」が首位―7月の月間トータルリターンランク

 モーニングスターはこのほど、2012年7月末を基準とした過去1カ月間のトータルリターンをランキングした(DC、SMA専用、ETF、およびブル・ベア型を除く純資産額10億円以上のファンドが対象)。

 過去1カ月間のトータルリターン上位では、「グローバル・アンブレラUBS フード(豪ドル)」<2008032501>が16.99%の上昇で第1位となった。第2位が「コモディティ・セレクション(食糧)」<2007122702>で15.60%の上昇、第3位が「WTI原油先物ファンド(ロング・ポジション)」<2009070101>で14.91%の上昇となった。第4位が「損保ジャパン―DBLCIコモディティ6」<2007081302>で14.49%の上昇、第5位が「グローバル・コモディティ・オープン(毎月)」<2006103001>12.06%の上昇などと続く。

 同期間は、米国中西部の穀倉地帯が深刻な干ばつの影響で作柄が悪化し、トウモロコシ、大豆の価格が大きく高騰したことなどから、商品関連指数が大きく上昇した。また、世界の株式市場は日本や中国などを除くとおおむね堅調だったものの、商品市場が凌駕する展開となり、ランキング上位は「コモディティ」カテゴリーのファンドが占めた。このほか、資源国株式に注目する通貨選択型ファンドや、ブラジルやロシアなどの新興国株式に投資するファンドが上位となった。

 一方、トータルリターン下位では、「WTI原油先物ファンド(ショート・ポジション)」<2009070102>が14.38%の下落、「新日鉄グループ株式オープン」<2006073105>が11.02%の下落、「ポールソン・アドバンテージ連動F」<2009121001>が8.81%の下落などと続いた。このほか、国内株式型や中国株式に投資するファンドの下落が目立った。
提供:モーニングスター社
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