「国際株式・ロシア(為替ヘッジなし)」が首位に―7月の「カテゴリー」月間リターン

 モーニングスターはこのほど、7月末を基準にカテゴリーごとの過去1カ月間のトータルリターン平均をランキングした(モーニングスターインデックス基準、ブル型ベア型を除く)。

 同期間のカテゴリー平均は「国際株式・ロシア(為替ヘッジなし)」が8.48%の上昇で第1位に、「コモディティ」が7.65%の上昇で第2位、「国際株式・オセアニア(為替ヘッジなし)」が7.38%の上昇で第3位、「国際株式・ブラジル(為替ヘッジなし)」が7.20%の上昇で第4位、「国際株式・欧州(為替ヘッジあり)」が5.76%の上昇で第5位となった。同期間は、原油先物が中下旬に上昇基調となったことなどから、エネルギー関連企業の組入れが多いロシア株式ファンドが上昇した。また、米国中南西部の穀倉地帯の干ばつで農作物が高騰したほか、シリアの内線激化など中東での地政学リスクの高まりから原油先物が上昇し、コモディティに投資するファンドも上昇した。
 一方、トータルリターン平均の下位では、「国内中型バリュー」が4.59%の下落となり、「国内大型バリュー」が4.42%の下落、「国内小型バリュー」が4.23%の下落、「国内大型ブレンド」が3.60%の下落、「国内中型ブレンド」が3.53%の下落となるなど、国内株式型の下落が目立った。同期間は、日米の経済指標が市場予想を下回ったことや、スペインの財政不安などからリスク回避姿勢が強まって円高が進んだことなどから、TOPIX(東証株価指数)、日経平均株価とも下落し、マイナスに寄与した。

 所属ファンドの本数が多いカテゴリーでは、「安定成長」が0.47%の上昇となり、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」が3.46%の上昇、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」が2.40%の上昇となるなど、いずれもプラスのリターンだった。
提供:モーニングスター社
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