日興AMの「日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド」に3通貨コース追加

 日興アセットマネジメントは7月1日から、「日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド」シリーズにブラジルレアル、南アフリカランド、トルコリラの3通貨コースを加えると発表した。「日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(米ドルコース)」、「同(円ヘッジコース)」、「資産成長型(米ドルコース)」の既存3コースに、新興国の通貨ヘッジを活用する3コースが追加されることになる。ブラジルレアル、南アランド、トルコリラの3ファンドは7月10日から運用を開始する。販売会社は日興コーディアル証券。

 「日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド」シリーズ(6ファンド)は、米ドル建て新興国ソブリン債を中心に分散投資を行う。ファンド運用は債券運用の世界的な大手ピムコが担当する。これら6コース間のスイッチング手数料は無料(新興国3ファンドへは10日から可能)。

 同シリーズは、直近人気を集めた野村アセットマネジメントの「野村米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」シリーズと同様、新興国の為替ヘッジを活用したファンドだが、主要投資対象が「新興国ソブリン債」となるところに違いがある(野村AMは米ハイ・イールド債)。新興国通貨の為替ヘッジを活用したファンドは、UBSグローバル・アセット・マネジメントの「UBS世界公共インフラ債券投信(通貨選択型)」シリーズ(投資対象は世界の公共インフラ債券)など、このところ設定が目立っている。

 比較的高リスクで高リターンが期待されるファンドといえるが、主要投資対象が「新興国ソブリン債」となるだけに、為替動向への注意がより必要といえるだろう。また、為替ヘッジ対象に「資源国」通貨のなかでも比較的安定的な推移が期待できる「豪ドル」がないことにも注意したい。一方、これまでの分配金の推移をみると、「日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(米ドルコース)」では5月の分配金が70円となっているほか、スイッチング手数料が無料で注目される。
提供:モーニングスター社
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