10月前半の新設ファンドは計7本―海外資産に投資するファンドが目立つ

 モーニングスターがまとめた、2012年10月前半(10月1日から15日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数(DC、SMA、限定追加型含む、マネープール除く)は計7本となる見通し。9月後半の19本(同)から減少し、前年同期間の18本(同)からも減少する見込みとなる。主に海外資産を投資対象とする新興国債券ファンド、公益債券ファンド、ヘッジファンドなどの設定が目立っている。

 レッグ・メイソン・アセット・マネジメントが10月5日に設定を予定する「LM・成長国ブルーチップ社債F(毎月/Hあり)」と「LM・成長国ブルーチップ社債F(毎月/Hなし)」は、新興国企業のうち、海外市場で資金調達が可能な企業の米ドル建て債券(ブルーチップ社債)を投資対象とする。

 日興アセットマネジメントが10月9日に設定を予定する「ツーピース・セレクト(為替ヘッジあり)」および「ツーピース・セレクト(為替ヘッジなし)」は、マネージド・フューチャーズ戦略(データ分析を活用し、市場の値動きの方向性をとらえて投資判断を行う戦略)とグローバル・マクロ戦略(適正価格と市場価格のカイ離が解消する局面での収益獲得を目指す戦略)で運用される2つの投資信託に等分に投資する。

 また、ITCインベストメント・パートナーズが10月12日に設定を予定する「アクティブ・コモディティ・ファンド」は、国内外の商品先物を主要投資対象とし、市場の方向性(トレンド)等を勘案して商品先物取引を行う。商品先物取引については、買い建てを原則とする。

 一方、9月後半(9月18日から28日まで)の新設ファンド(除く、単位型ファンド)の当初設定額については、19本(同)で計998億円が集まった。中でも、日興アセットマネジメントが9月21日に設定した「日興 グラビティ・ファンド」<2012092101>が515億円を集めるなど、大きな設定金額が目立った。

 なお、単位型株式投信では、7本の新規設定があり、計621億円を集めた。
提供:モーニングスター社
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