09年3月設定の単位型ファンド「野村グローバル金融株0903」が繰り上げ償還へ
野村アセットマネジメントは8月5日、09年3月に設定した単位型ファンド「野村グローバル金融株0903」(単位型/海外/株式)の基準価格が8月4日時点で2万209円に達したため、安定運用に切り替え、繰り上げ償還を目指すと発表した。基準価格が一定水準(2万円)以上となったため。
野村AMは昨年末の世界的な株式市場の急落時から、08年10月末に「野村日本割安好配当株投資0810」(単位型/国内/株式)(09年7月に償還済み)を設定、その後も「野村リターン・リバーサル・シリーズ」として日本株を対象とした単位型ファンドに加え、世界の新興国株式市場を投資対象とした単位型ファンドを投入した。今後の株価上昇を見込み、マーケットタイミングを取りにいく形で08年末から09年前半にかけて単位型ファンドを設定していた。中でも、「野村グローバル金融株」は投資対象が世界の金融株であり、かつ償還を目指す基準価格の水準が2万円と高い(通常の単位型ファンドでは、1万2000円−1万5000円程度が多い)ことから、償還までには時間がかかるとみられていた。しかし、世界的な株式市場の上昇を受け、設定から5カ月と短期間での安定運用への切り替えとなった。
野村AMでは、08年10月に1本、11月に2本、12月、09年1月、09年3月、5月にそれぞれ1本ずつの単位型ファンドを設定。1月設定の1本、5月設定の1本以外は償還済みとなっている。他の運用会社でも、08年末から09年前半にかけて設定された単位型ファンドの償還が目立っているが、特に野村AMの単位型ファンドは販売会社が野村証券であり、その設定金額も多いことから注目を集めていた。
提供:モーニングスター社
野村AMは昨年末の世界的な株式市場の急落時から、08年10月末に「野村日本割安好配当株投資0810」(単位型/国内/株式)(09年7月に償還済み)を設定、その後も「野村リターン・リバーサル・シリーズ」として日本株を対象とした単位型ファンドに加え、世界の新興国株式市場を投資対象とした単位型ファンドを投入した。今後の株価上昇を見込み、マーケットタイミングを取りにいく形で08年末から09年前半にかけて単位型ファンドを設定していた。中でも、「野村グローバル金融株」は投資対象が世界の金融株であり、かつ償還を目指す基準価格の水準が2万円と高い(通常の単位型ファンドでは、1万2000円−1万5000円程度が多い)ことから、償還までには時間がかかるとみられていた。しかし、世界的な株式市場の上昇を受け、設定から5カ月と短期間での安定運用への切り替えとなった。
野村AMでは、08年10月に1本、11月に2本、12月、09年1月、09年3月、5月にそれぞれ1本ずつの単位型ファンドを設定。1月設定の1本、5月設定の1本以外は償還済みとなっている。他の運用会社でも、08年末から09年前半にかけて設定された単位型ファンドの償還が目立っているが、特に野村AMの単位型ファンドは販売会社が野村証券であり、その設定金額も多いことから注目を集めていた。
提供:モーニングスター社