「野村 豪ドル債オープン・プレミアム毎月」が首位―9月の年初来純資金流出入額ランクキングなど

 モーニングスターはこのほど、国内追加型株式投信の2012年9月末までの年初来、過去6カ月、過去1カ月の純資金流出入ランキング(投資信託協会公表)をまとめた(DC、SMA、ETF、ブル・ベアファンド、限定追加型および9月の新規設定ファンドを除く)。

 年初来純資金流入額上位では、「野村 豪ドル債オープン・プレミアム毎月」<2012021701>が3292億円の純資金流入で第1位となった。2月17日の設定来、純資金流出だったのは4月のみだった。第2位は「ピクテ 新興国インカム株式(毎月決算型)」<2008013106>で2875億円の純資金流入、9カ月間にわたり毎月150億円以上の純資金流入となった。第3位が「ダイワ・US−REIT(毎月決算)B為替ヘッジなし」<2004072102>で2523億円の純資金流入、7月に分配金を引き下げてから3カ月連続で純資金流出となっているものの、年初からの6カ月間の純資金流入が寄与した。このほかの上位では、モーニングスター・カテゴリー「国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)」、「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」のファンドへの純資金流入が目立った。

 年初来純資金流出額上位では、「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」<1997121801>が3349億円の純資金流出、「野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)毎月」<2010042302>が1903億円の純資金流出、「ダイワ・グローバルREIT(毎月分配型)」<2005062402>1755億円の純資金流出などとなった。

 過去6カ月間の純資金流入額上位は、「野村 グローバルREITプレミアム(通貨)毎月」<2012041902>が2055億円の純資金流入で第1位、4月19日の設定から6カ月連続の純資金流入となっている。続いて第2位が「ピクテ 新興国インカム株式(毎月決算型)」<2008013106>で1612億円の純資金流入だった。第3位は4月25日設定の「日興JFアジア・ディスカバリー・ファンド」<2012042501>で、1584億円の純資金流入などとなるなど、同期間に設定されたファンドへの純資金流入が目立った。

 一方、過去6カ月間の純資金流出額上位では、「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」<1997121801>が1709億円の純資金流出、「ダイワ・グローバルREIT(毎月分配型)」<2005062402>が978億円の純資金流出、「野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)毎月」<2010042302>が936億円の純資金流出などとなった。

 また、過去1カ月間の純資金流入額上位は、「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」<2003120902>が376億円の純資金流入で第1位となった。第2位は「野村 米国ハイ・イールド債券(豪ドル)毎月」<2009012804>で285億円の純資金流入。第3位には8月31日設定の「米国リート・プレミアム(毎)通貨プレミアム」<2012083102>が入り、187億円の純資金流入などとなった。上位3本ともが米国の資産を主要投資対象とするファンドとなった。

 過去1カ月間の純資金流出額上位では、「短期豪ドル債オープン(毎月分配型)」<2003041801>が625億円の純資金流出、「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」<1997121801>が288億円の純資金流出、「ダイワ・US−REIT(毎月決算)B為替ヘッジなし」<2004072102>が235億円の純資金流出などとなった。
提供:モーニングスター社
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