「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」が首位―10月の過去1カ月間の純資金流入

 モーニングスターはこのほど、国内追加型株式投信の10月末までの過去1カ月間の純資金流出入ランキング(投資信託協会公表)をまとめた(DC、SMA、ETF、ブル・ベアファンド、限定追加型および10月の新規設定ファンドを除く)。

 過去1カ月間の純資金流入ランキングの第1位は「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」<2003120902>の534億円となった。第2位は「米国リート・プレミアム(毎)通貨プレミアム」<2012083102>で264億円、僅差の第3位が「エマージング・ソブリン(毎月決算型)ヘッジ」<2009031803>で264億円、第4位が「野村 米国ハイ・イールド債券(豪ドル)毎月」<2009012804>で207億円、第5位が「ニッセイ オーストラリア高配当株F(毎月)」<2012060801>の178億円の純資金流入などとなった。

 10月のマーケットは、米国の株式市場では、米大手企業の収益予想の下方修正が相次いだことなどから対前月末比で下落した。一方、日銀によるREIT(不動産投資信託)の購入額拡大への期待が高まったことや、米国で一部の住宅関連の経済指標が好調だったことなどから、REIT市場は国内外とも上昇した。こうしたなか、国際REIT、新興国債券、ハイイールド債券などに資金が流入した。

 また、同期間の純資金流出ランキングをみると、1位は「短期豪ドル債オープン(毎月分配型)」<2003041801>の557億円、2位が「野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)毎月」<2010042302>の513億円、僅差の3位が「ハイグレード・オセアニア・ボンド(毎月分配)」<2003061301>で513億円の純資金流出となった。
提供:モーニングスター社
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