12月前半の新設ファンドは計10本―中国H株の変動率に連動するETFなどが設定予定

 モーニングスターがまとめた、2012年12月前半(12月1日から15日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数(DC、SMA、ETF、限定追加型含む、マネープール除く、以下同)は計10本となる見通し。11月後半の19本(同)から減少し、前年同期間の14本(同)からも減少する見込みとなる。中国H株の指数の変動率に一致する投資成果を目指すブル・ベア型のETF(上場投資信託)が東証上場となるほか、ハイインカム債券や複数の資産(株式・債券・不動産投資信託)を投資対象とするオーストラリア関連ファンドなど、多様なファンドの設定が予定されている。

 ニッセイアセットマネジメントが12月3日に設定を予定する「ニッセイ オーストラリア利回り資産F(毎月)<愛称:豪州力>」は、利配収入が期待できる債券、相対的に配当利回りの高い株式やREIT(不動産投資信託)を含む投資信託証券を主要投資対象とする。「債券」と「株式・REIT等」への投資比率は概ね均等としている。

 シンプレクス・アセット・マネジメントが12月5日設定(6日東証上場)を予定する「中国H株ブル2倍上場投信」と「中国H株ベア上場投信」は、前者がハンセン中国企業株指数(H株指数)の前日比変動率の2倍になる値動きに連動し、後者が同マイナス1倍になる値動きへの連動を目指すETFとなっている。

 新生インベストメント・マネジメントが12月13日に設定を予定する「グローバルREIT・ツインプレミアムα(毎月)<愛称:4ストラテジー>」は、世界の金融商品取引所に上場されるREITを主要投資対象として配当収入の獲得を目指す「グローバルREIT戦略」をコア戦略と位置づけ、米国株式の各種指数や指数に連動するETFにかかるコール・オプションの売却益獲得を目指す「プレミアム戦略1」、対円(米ドル、豪ドル、ユーロ)のコール・オプション売却益獲得を目指す「プレミアム戦略2」、主要先進国通貨や新興国通貨への投資を行いつつ、コア戦略、プレミアム戦略を補完する「通貨アルファ戦略」の4つ戦略を同時に用いた運用を行う。

 一方、11月後半(11月16日から30日まで)の新設ファンド(同)の当初設定金額については、19本(同)で計825億円が集まった。

 なお、当期間の単位型の新設ファンドの当初設定金額は、4本で1321億円が集まった。
提供:モーニングスター社
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