ETFセキュリティーズが金、白金などのETF5銘柄を8月24日に東証上場

 英国、欧州を中心に世界でETFを展開するETFセキュリティーズは8月24日に、金などの貴金属の現物市場価格に連動する形をとる5銘柄の貴金属ETFを東京証券取引所に上場する。上場するのは「ETFS 金上場投信(金ETF)」<1672.T>、「ETFS 銀上場投信(銀ETF)」<1673.T>、「ETFS 白金上場投信(プラチナETF)」<1674.T>、「ETFS パラジウム上場投信(パラジウムETF)」<1675.T>、「ETFS 貴金属バスケット上場投信(貴金属バスケットETF)」<1676.T>の5銘柄となり、金以外は日本初となる。

 同ETFは貴金属の現物で担保される形となる。それぞれの値決めは金ETF、銀ETFについてはロンドン地金市場協会における値決めで、プラチナETF、パラジウムETFはロンドンパラジウム・白金市場における値決めで決まる。貴金属バスケットETFはそれぞれのバスケット価格になる。

 今まで商品を投資対象としたファンドやETFは商品先物、仕組み債を利用する形が多かった。しかし、今回はそれぞれの商品の現物による担保という形を利用して、現物価格への連動を可能にしている。また、今までは商品先物ではローリングによる商品価格とのカイ離、仕組み債では信用リスクという問題があったが、同ETFは会社型投資法人(外国投資法人)が現物(貴金属地金)を所有し、それに基づいて(担保して)貴金属証券を発行する仕組み。それを投資家が購入する形となっている。また、保有する現物(貴金属地金)はカストディアンで保管される。ただし、マーケットメーカーは現物と交換できるが証券の保有者は交換できない。
 信託報酬はそれぞれ、金ETF0.39%、銀ETF0.49%、プラチナETF0.49%、パラジウムETF0.49%、貴金属バスケットETF0.43%となっている。モーニングスターが算出した主なコモディティー投信の信託報酬の平均値よりも大幅に低いものになっている。
提供:モーニングスター社
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