「高配当インフラ関連株プレミアム 通貨毎月」が首位―1月の過去1カ月間の純資金流入

 モーニングスターはこのほど、国内追加型株式投信の1月末までの過去1カ月間の純資金流出入ランキング(投資信託協会公表)をまとめた(DC、SMA、ETF、ブル・ベアファンド、限定追加型および1月の新規設定ファンドを除く)。

 過去1カ月間の純資金流入ランキングの第1位は「高配当インフラ関連株プレミアム 通貨毎月」<2012102402>の555億円となった。第2位は2012年12月に設定された「日興 グラビティ・アメリカズ・ファンド」<2012122701>で480億円、第3位が「エマージング・ソブリン(毎月決算型)ヘッジ」<2009031803>で428億円、第4位が「ハイインカム・ソブリン・F毎月(リラ)」<2009071003>で277億円、第5位が「野村 日本高配当株プレミアム(通貨S)毎月」<2012061902>の243億円の純資金流入などとなった。

 1月は、国内株式市場では、2012年度補正予算案で大規模な緊急経済対策が閣議決定されたことや、ドルやユーロに対する円安進行などから大幅上昇。一方、米国株式市場は、米国の複数の経済指標で改善がみられたことや、大型減税の失効と歳出の強制削減が重なる「財政の崖」回避に向けた関連法案が上下院で可決されたことなどから上昇した。世界全体でリスク回避姿勢が後退する中、国際株式、新興国債券、国内株式など、相対的にリスクの高い様々な資産クラスに資金が流入したものとみられる。

 また、同期間の純資金流出ランキングをみると、1位は「短期豪ドル債オープン(毎月分配型)」<2003041801>の450億円、2位が「ハイグレード・オセアニア・ボンド(毎月分配)」<2003061301>の441億円、3位が「ダイワ・US−REIT(毎月決算)B為替ヘッジなし」<2004072102>の329億円の純資金流出となった。
提供:モーニングスター社
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