ブラックロック、7月17日に日本初のフロンティア株ETF上場

 ブラックロック・ジャパンは14日、3本の海外株式ETF(上場投資信託)を7月17日に東京証券取引所に上場すると発表した。

 今回上場するのは、日本を除く先進国の大型・中型株に投資する「iシェアーズ先進国株ETF(MSCIコクサイ)」<1581.T>、新興国の大型・中型・小型株に投資する「iシェアーズエマージング株ETF(MSCIエマージングIMI)」<1582.T>、新興国よりも発展途上の「フロンティア市場」の大型・中型株に投資する「iシェアーズフロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)」<1583.T>の3銘柄となる。

 フロンティア市場に投資するETFが日本で上場するのは初めて。また、小型株を含む新興国株式の指数に連動するETFも日本初の上場となり、連動指数は各国時価総額(浮動株調整後)の約99%をカバーする。

 また、「iシェアーズエマージング株ETF(MSCIエマージングIMI)」はコストが低く抑えられている点も特徴で、信託報酬は0.18%(税抜)と、東証上場の新興国株式ETF「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」<1681.T>の0.25%程度を下回る。なお、他の2本の信託報酬は「iシェアーズ先進国株ETF(MSCIコクサイ)」が0.25%、「iシェアーズフロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)」が0.79%。

 ブラックロック・ジャパンは5月10日に、東証上場の日経平均株価連動ETF「iシェアーズ日経225」<1329.T>の信託報酬を0.30%から0.17%に引き下げたと発表したばかりで、国内上場ETFの強化に一段と力を入れている。

提供:モーニングスター社

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