8月12−16日の通貨別の推計純流出入、日本株上昇や良好な米指標で流入超に転換

 12−16日の通貨別の投信の純流出入額(設定額から解約額を差し引いた金額)についてモーニングスターが集計したところ、前々週の20億円の流出超から40億円の流入超に転じた。安倍晋三首相が法人税率引き下げ検討を指示したとの一部報道を受けて日経平均株価が上昇し、投資家のリスク許容度改善から円安が進んだほか、米7月小売売上高が堅調な結果となるなか、米ドルなどの外貨建て投信に資金が流入した。通貨別に見ると純流入額が最も大きかったのは米ドル建てで、160億円の流入超(前々週は120億円の流入超)となった。次いでトルコリラ建てとメキシコペソ建てがそれぞれ70億円の流入超(前々週はそれぞれ60億円の流入超)となった。

<主要通貨別の純流出入(前週末比)/純資産額(8月16日時点)>

 ブラジルレアル建て投信=100億円の流出/5兆8270億円

 豪ドル建て投信=160億円の流出/4兆1000億円

 トルコリラ建て投信=70億円の流入/8090億円

 米ドル建て投信=160億円の流入/7060億円

 メキシコペソ建て投信=70億円の流入/3150億円

 ユーロ建て投信=変わらず/1410億円

 南アフリカランド建て投信=10億円の流入/1250億円

 インドネシアルピア建て投信=10億円の流出/1180億円

 インドルピー建て投信=変わらず/310億円

 人民元建て投信=変わらず/220億円

 ロシアルーブル建て投信=変わらず/60億円

・推計対象ファンドは、前月末時点の追加型株式投信(ETF、限定追加型などを除く)のうち、各通貨建ての債券ファンドと通貨選択型ファンド。

・通貨選択型以外はグローバル債券ファンドや複数の新興国に投資する債券ファンドを含まない。

・過去月の償還ファンドは集計に含まれない。また、分配金支払いによる資金流出入は含んでいない。
提供:モーニングスター社
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