NISA迫り、インデックスファンドの設定相次ぐ―ニッセイアセットが外国株式など3本投入

 来年のNISA(少額投資非課税制度)開始が迫り、金融機関が低コストのインデックスファンドを相次ぎ投入している。9月にはブラックロックがみずほ銀行向けに新しいインデックスファンドシリーズ「i−mizuho」を22本設定。また、大和証券はNISA向けにインデックスファンドやバランス型ファンドを10−20本程度取りそろえる予定だ。こうした動きに拍車をかけるように、ニッセイアセットマネジメントが12月10日に新たに3本のインデックスファンドを設定することが明らかとなり、そのコストの低さが話題となっている。

 3本は、日本を除く世界主要先進国の株式に投資する「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド」、日本を除く世界主要先進国の国債に投資する「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国債券インデックスファンド」、日本を除く世界各国のリート(不動産投資信託証券)に投資する「<購入・換金手数料なし>ニッセイ グローバルリートインデックスファンド」で、それぞれ信託報酬(税込み)は、0.4095%、0.399%、0.4725%となっている。

 3本の中でも外国債券と世界のリートに投資するファンドの信託報酬は同種の既存インデックスファンドシリーズのファンドと比べて最も低く、注目される。また、3本のインデックスファンドはいずれも販売手数料がかからないノーロードファンドのため、NISAで長期の積立投資をしたい投資家向きと言えそうだ。
提供:モーニングスター社
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