投信協会が9月の投信概況を発表、国内株式型が1405億円の運用減

 投資信託協会が9月の投信概況を発表した。
 株式投信の商品分類別では、国内株式型で設定額から解約・償還額を除いた資金増減額が521億円の流出(マイナス)となり、運用増減も1405億円のマイナスとなった。一方、国際株式型では資金増減額で596億円の流入、運用増減では941億円のプラスとなった。
 ファンドオブファンズでは、9月9日設定の「野村PIMCO・米国ハイ・イールド(レアル)毎月」<2009090904>や9月18日設定の「日興UBS中国A株ファンド(愛称=桃源郷)」<2009091801>など9月に新規設定されたファンドが多くの資金を集めたこともあり、大きな資金流入となった。バランス型でも大幅な資金流入となった。また、インデックス型(ETF含む)も資金増減額ではプラスとなっている。
 株式投信全体では設定額が1兆8768億円、解約・償還額が1兆2332億円となり、資金増減額は差し引き6436億円のプラスとなった。一方、運用増減は3755億円のマイナスとなり、純資産は48兆494億円(前月比2680億円増)となっている。
 投資信託協会副会長の乾文男氏は、「株式投信全体の資金増減は5−8月が3000億円程度の流入だったが、今回は設定額が1兆8768億円と2007年11月以来の高水準になるなど、大きな資金流入となった。国際株式型などへの資金流入はコンスタントに続いているとみていいだろう」との見解を示した。
 公社債投信を含む投信全体では、資金増減額が3562億円のプラスと6カ月連続の資金純増となったが、運用増減がマイナス3761億円と1月以来の減少となり、純資産は前月比198億円マイナスの59兆3855億円となった。総合計が前月比でマイナスとなったのは2009年1月以来となる。
提供:モーニングスター社
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